テスラ、ビットコインで1億7,000万ドルの減損損失

テスラは、今年上半期に保有するビットコインの帳簿価格に対して1億7,000万ドルの減損損失を計上したと発表した。

テスラ、ビットコインで1億7,000万ドルの減損損失
Photo by David von Diemar on Unsplash

テスラは、今年上半期に保有するビットコインの帳簿価格に対して1億7,000万ドルの減損損失を計上したと発表した。

また、電気自動車メーカーは、保有するビットコインの一部の売却により6,400万ドルの利益を計上したと、同社は月曜日に証券取引委員会に提出した10-Q(四半期業績報告書)で述べている。

会計規則ではデジタル資産を無期限の無形資産と定義しているため、テスラは同社が保有する暗号通貨の公正価値が簿価を下回った場合、減損損失を認識しなければならない、と資料は記載している。

「デジタル資産は、適用される会計規則上、耐用年数が確定できない無形資産とみなされます。したがって、デジタル資産の取得後、その公正価値が帳簿価額より下落した場合、減損損失を認識しなければなりませんが、売却するまでの間は、市場価格の上昇に対して上方修正することはできません」と10-Qは記載している。

テスラのCEOであるイーロン・マスクは、先週の決算説明会でCovid-19による上海の施設の閉鎖に対処するために、先週936万ドル相当のビットコインを販売したと述べた。 6月末現在、同法人は15億ドルから約2億1800万ドルまで、保有量を約75%減らしている。2021年第1四半期にビットコインの一部を購入していた。

マスク氏は、デジタル通貨について声高に論評してきました。テスラは一時、車両の支払いとしてビットコインを受け入れたが、ビットコインを採掘するために化石燃料を使用することへの懸念を理由に、2021年5月にその方針を停止した。マスク氏は当時、テスラがビットコインを販売することはないと述べていた。

Read more

宮崎市が実践するゼロトラスト:Google Cloud 採用で災害対応を強化し、市民サービス向上へ

宮崎市が実践するゼロトラスト:Google Cloud 採用で災害対応を強化し、市民サービス向上へ

Google Cloudは10月8日、「自治体におけるゼロトラスト セキュリティ 実現に向けて」と題した記者説明会を開催し、自治体向けにゼロトラストセキュリティ導入を支援するプログラムを発表した。宮崎市の事例では、Google WorkspaceやChrome Enterprise Premiumなどを導入し、災害時の情報共有の効率化などに成功したようだ。

By 吉田拓史
​​イオンリテール、Cloud Runでデータ分析基盤内製化 - 顧客LTV向上と従業員主導の分析体制へ

​​イオンリテール、Cloud Runでデータ分析基盤内製化 - 顧客LTV向上と従業員主導の分析体制へ

Google Cloudが9月25日に開催した記者説明会では、イオンリテール株式会社がCloud Runを活用し顧客生涯価値(LTV)向上を目指したデータ分析基盤を内製化した事例を紹介。従業員1,000人以上がデータ分析を行う体制を目指し、BIツールによる販促効果分析、生成AIによる会話分析、リテールメディア活用などの取り組みを進めている。

By 吉田拓史
Geminiが切り拓くAIエージェントの新時代:Google Cloud Next Tokyo '24, VPカルダー氏インタビュー

Geminiが切り拓くAIエージェントの新時代:Google Cloud Next Tokyo '24, VPカルダー氏インタビュー

Google Cloudは、年次イベント「Google Cloud Next Tokyo '24」で、大規模言語モデル「Gemini」を活用したAIエージェントの取り組みを多数発表した。Geminiは、コーディング支援、データ分析、アプリケーション開発など、様々な分野で活用され、業務効率化や新たな価値創出に貢献することが期待されている。

By 吉田拓史