コインベース、第2四半期に大幅な損失を計上 「暗号資産の冬」の影響で

米暗号資産取引所のコインベースは、暗号資産市場の暴落によって、2四半期連続の損失を報告した。 第2四半期に11億ドル(1株当たり4.98ドル)の損失を出したと、同社は9日に発表した。

コインベース、第2四半期に大幅な損失を計上 「暗号資産の冬」の影響で
Photo by PiggyBank 

米暗号資産取引所のコインベースは、暗号資産市場の暴落によって、2四半期連続の損失を報告した。 第2四半期に11億ドル(1株当たり4.98ドル)の損失を出したと、同社は9日に発表した。

これに対し、1年前は16億ドル(1株当たり6.42ドル)の利益だった。 収益は、前年同期の22億ドルから8億800万ドルに減少した。

ウォール・ストリート・ジャーナルが引用したファクトセットのデータによると、アナリストは同社が1株当たり2.47ドルの損失を計上すると予想していた。

時間外取引で株価は約5%下落し、約83ドルになった。 同社の総ユーザー数は初めて1億人を超え、前年同期の6,800万人から今期は1億300万人に増加した。

コインベースの月間アクティブユーザー(1カ月に少なくとも1回取引を行う顧客を表す)は、2021年第4四半期の1120万人をピークに900万人に減少した。 同社は依然として収益を取引手数料に大きく依存しているため、痛手となる。 第2四半期の取引手数料収入は前年同期比66%減だった。

Read more

AI時代のエッジ戦略 - Fastly プロダクト責任者コンプトンが展望を語る

AI時代のエッジ戦略 - Fastly プロダクト責任者コンプトンが展望を語る

Fastlyは、LLMのAPI応答をキャッシュすることで、コスト削減と高速化を実現する「Fastly AI Accelerator」の提供を開始した。キップ・コンプトン最高プロダクト責任者(CPO)は、類似した質問への応答を再利用し、効率的な処理を可能にすると説明した。さらに、コンプトンは、エッジコンピューティングの利点を活かしたパーソナライズや、エッジにおけるGPUの経済性、セキュリティへの取り組みなど、FastlyのAI戦略について語った。

By 吉田拓史
宮崎市が実践するゼロトラスト:Google Cloud 採用で災害対応を強化し、市民サービス向上へ

宮崎市が実践するゼロトラスト:Google Cloud 採用で災害対応を強化し、市民サービス向上へ

Google Cloudは10月8日、「自治体におけるゼロトラスト セキュリティ 実現に向けて」と題した記者説明会を開催し、自治体向けにゼロトラストセキュリティ導入を支援するプログラムを発表した。宮崎市の事例では、Google WorkspaceやChrome Enterprise Premiumなどを導入し、災害時の情報共有の効率化などに成功したようだ。

By 吉田拓史
​​イオンリテール、Cloud Runでデータ分析基盤内製化 - 顧客LTV向上と従業員主導の分析体制へ

​​イオンリテール、Cloud Runでデータ分析基盤内製化 - 顧客LTV向上と従業員主導の分析体制へ

Google Cloudが9月25日に開催した記者説明会では、イオンリテール株式会社がCloud Runを活用し顧客生涯価値(LTV)向上を目指したデータ分析基盤を内製化した事例を紹介。従業員1,000人以上がデータ分析を行う体制を目指し、BIツールによる販促効果分析、生成AIによる会話分析、リテールメディア活用などの取り組みを進めている。

By 吉田拓史
Geminiが切り拓くAIエージェントの新時代:Google Cloud Next Tokyo '24, VPカルダー氏インタビュー

Geminiが切り拓くAIエージェントの新時代:Google Cloud Next Tokyo '24, VPカルダー氏インタビュー

Google Cloudは、年次イベント「Google Cloud Next Tokyo '24」で、大規模言語モデル「Gemini」を活用したAIエージェントの取り組みを多数発表した。Geminiは、コーディング支援、データ分析、アプリケーション開発など、様々な分野で活用され、業務効率化や新たな価値創出に貢献することが期待されている。

By 吉田拓史