ネットフリックスがスポーツ中継に挑戦[英エコノミスト]
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韓国のホラーからパレスチナのロマンスまで、ネットフリックスはあらゆるジャンルをほぼ網羅している。世界最大のストリーミング・プラットフォームであるネットフリックスは、そのサーバーにある何万時間ものビデオの中で、テレビに最も多くの視聴者を集めるカテゴリーであるスポーツ中継を長い間無視してきた。
それが11月14日午後3時、ラスベガスで開催された「ネットフリックス・カップ」で一変した。有名人によるゴルフトーナメントで、同社の2億5,000万人の加入者にライブ配信された。プロゴルファーとF1レーシングドライバーで構成されたチームが登場するこの型破りなショーは、1回限りのものとされていた。この番組は、より大きなもののためのウォーミングアップになるかもしれない。
ネットフリックスによれば、このカップの目的は、ゴルフとレースに関するドキュメントシリーズで成功を収めた『フルスイング』と『ドライヴ・トゥ・サヴァイヴ』を宣伝するためだという。最近、ネットフリックスはスポーツのニッチな分野に積極的に取り組んでおり、『ブレイク・ポイント』(プロテニスプレイヤーを追う)や『アンチェインド』(ツール・ド・フランスを追う)といったドキュメンタリーシリーズや、デビッド・ベッカムなどのスターを紹介する番組を制作している。