米国のインフレ熱は冷めているか?[英エコノミスト]

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小数点以下第3位までの経済数値を書き出すことは、通常、偽りの正確さについての訓練である。しかし、この2年間、不快なほどの高インフレが続いたため、物価統計は詳細に調査されるようになった。米国の6月のコア・インフレ率(変動しやすい食品とエネルギーコストを除いたもの)の前月比の上昇率は、四捨五入していない値で0.158%だった。小数点以下がいくつになろうとも、疑問は変わらない。米国のインフレ熱はついに冷めたのか?

最新の数字は多くの朗報をもたらした。6月の消費者物価指数は前年同月比3%上昇にとどまり、2022年6月の9%ペースから急減速した。しかし、基調的なインフレを示す様々な指標も魅力的であった。最も注目されるのは、パウエルFRB議長がインフレの勢いを示す指標としてよく挙げる、住宅を除くコア・サービス価格である。

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