![米インフラ公共支出は実質的に減少 助成金プロセスの遅延とインフレが頭痛の種 [英エコノミスト]](/content/images/size/w600/2023/11/getty-images-vbfV-QX5tL4-unsplash.jpg)
米国
米インフラ公共支出は実質的に減少 助成金プロセスの遅延とインフレが頭痛の種 [英エコノミスト]
インターネット接続が当たり前のように思われがちな昨今。しかし、バーモント州の森の中に光ファイバー・ケーブルを引き込むとなると、そう簡単にはいかない。道路から1マイル奥まった場所にある家では、ネットワークに接続するために数千ドルもの費用と木の剪定が必要になる。遠隔地では、電気が導入された当時からある電柱と取り替えるために、新しい電柱が必要だ。そのために2年も待たされることもある。バーモント州北東部を担当する地元のブロードバンド・グループは、2023年に約2,500世帯を高速インターネットに接続した。遅れがなければ、7,000軒に達していたかもしれない。 米国の農村部のサービスが行き届いていない地域にブロードバンドを導入することは、ジョー・バイデン大統領が2年前に署名して始まった巨大なインフラ計画の一要素である。この計画は、米国の橋を修復し、電気自動車用に道路を再建し、送電網と通信技術を更新する歴史的な機会として歓迎された。GDPの約5%に相当する120億ドルの投資という見出しで、その興奮に巻き込まれるのは簡単だった。それだけに、大掘削の現状には失望させられる。予想された急