テスラは過去最高益を上げたものの、今年の生産・納車台数については弱気な見通しを示した。これは、急速なEV市場の成長が一時的に軟化するシグナルだろうか。
米空売りファンドが世界4位の富豪ゴータム・アダニの財閥について徹底的な調査を行い「史上最大の詐欺」を働いていると主張した。モディ政権との縁故で知られる成金政商と、数々の嘘を暴いてきた高勝率の空売り屋という絶好のマッチメイク。
インドの製造業振興は遅々として進んでいない。iPhoneの生産の一部が中国から移転しても、投資先として魅力的であるとは必ずしも言えない。インドは今の所、「次の中国」にはなりえないだろう。
Microsoftは、VR/ ARから事実上撤退し、AIへの賭け金を一気に増やした。同社のボスは、AIがモバイルやクラウドに次ぐ大きな波になると予想し、その波が始まる地点に我々はいると考えている。
ChatGPTが検索を脅かしていると言われるが、Googleには強力な対抗馬が2つもある。しかし、上場企業のGoogleは毎年数兆円を稼ぐ「金のなる木」を失うリスクを許容できるだろうか。イノベーションのジレンマは「検索の20年選手」にも当てはまるのかもしれない。
新研究は、目覚ましい進歩を遂げている言語AIが、現在インターネット上で活発に行われている世論操作を高度化してしまう恐れについて警鐘を鳴らしている。
Alphabet傘下のAI研究所DeepMindが開発するチャットボット「Sparrow」は、市場投入時には、ChatGPTより優れた製品になる可能性がある。Sparrowは、証拠となる出典を示し、嘘やなりすましのようなリスクを抑制する工夫をしている。
再生可能エネルギー開発で世界最大手の1つであるデンマークのオーステッドのトップは、競争の激化と金利がリターンを圧迫し、投資案件を根底から覆すため、エネルギー転換が減速する可能性があると懸念している。
ロケット会社SpaceXの衛星インターネット部門Starlinkは、ウクライナ戦争におけるウクライナ軍の支援でその有用性を十分に証明した。いくつかの競合企業が追走するが、衛星打ち上げとプロバイダーを兼ねられるStarlinkは他を完全に引き離している。
2022年は電気自動車(EV)の普及が加速した。自動車販売の10%はEVとなり、今後この割合は拡大すると予想されている。欧米中における積極的な補助金政策と、供給側のEVシフトが進み、テスラ一強ではない世界へと向かっている。
中国では60年ぶりの人口の減少が確認された。GDP成長も1970年以来の低水準まで落ち込んだ。高度成長を遂げてきた中国経済の歴史的な転換点だろうか。