来年Q1登場の「破壊的」な電池技術、EVの競争力を一段と高める

中国の大手電力電池メーカーである寧徳時代新能源科技(CATL)は破壊的な性能を持つ、安価な電池を搭載したEVが来年第1四半期に投入されると明らかにした。この電池は、EVのガソリン車に対する優位性を確固たるものにする可能性がある。

来年Q1登場の「破壊的」な電池技術、EVの競争力を一段と高める
神行超充電池(Shenxing)のマーケティング画像。出典:CATL

中国の大手電力電池メーカーである寧徳時代新能源科技(CATL)は破壊的な性能を持つ、安価な電池を搭載したEVが来年第1四半期に投入されると明らかにした。この電池は、EVのガソリン車に対する優位性を確固たるものにする可能性がある。


中国の大手電力電池メーカーである寧徳時代新能源科技(CATL)は16日、中国自動車大手の奇瑞汽車(Chery)の高級車ブランド「星途」シリーズのEV「星紀元」にリン酸鉄リチウムイオン(LFP)電池である「神行超充電池(Shenxing)」を供給することを明らかにした。神行超充電池を搭載した星紀元は来年第1四半期に発売を開始する予定という。

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過去20年間、主に富裕国で構成されるOECDのアナリストたちは、学校の質を比較するために、3年ごとに数十カ国の生徒たちに読解、数学、科学のテストを受けてもらってきた。パンデミックによる混乱が何年も続いた後、1年遅れで2022年に実施された最新の試験で、良いニュースがもたらされるとは誰も予想していなかった。12月5日に発表された結果は、やはり打撃となった。

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イーロン・マスクの「X」は広告主のボイコットにめっぽう弱い[英エコノミスト]

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広告業界を軽蔑するイーロン・マスクは、バイラルなスローガンを得意とする。11月29日に開催されたニューヨーク・タイムズのイベントで、世界一の富豪は、昨年彼が買収したソーシャル・ネットワーク、Xがツイッターとして知られていた頃の広告を引き上げる企業についてどう思うかと質問された。「誰かが私を脅迫しようとしているのなら、『勝手にしろ』」と彼は答えた。 彼のアプローチは、億万長者にとっては自然なことかもしれない。しかし、昨年、収益の90%ほどを広告から得ていた企業にとっては大胆なことだ。Xから広告を撤退させた企業には、アップルやディズニーが含まれる。マスクは以前、Xがブランドにとって安全な空間である証拠として、彼らの存在を挙げていた。

By エコノミスト(英国)