メタ、暗号通貨Diemの代替案となる「アプリ内通貨」を検討か
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メタ、暗号通貨Diemの代替案となる「アプリ内通貨」を検討か

吉田拓史

Metaは仮想通貨Diemの提供を諦めたがが、同社はまだ通貨の野望を持っているようだ。フィナンシャル・タイムズの報道によると、 FacebookとInstagramの親会社である同社は、従業員が 「Zuck Bucks」(ザッカーバーグ・ドルの意)と呼ぶ仮想通貨を含む、いくつかの選択肢を持っていると伝えられている。

Metaは、世界的な暗号通貨(最初はLibraと呼ばれていたが、最終的にはDiemと改名された)の創設に向けた取り組みを、世界中の金融規制当局の激しい反発に直面し、断念している。

Zuck Bucksは、Metaの創業者で会長兼CEOのマーク・ザッカーバーグにちなんで名付けられたようだが、暗号通貨になる可能性は「低い」そうだ。「その代わり、Metaは、人気の子供向けゲームRobloxのRobux通貨など、ゲームアプリで使われているような、会社が一元管理するアプリ内通貨の導入に傾いている」と、FTは伝えている。RobloxはRobuxを販売する巨大なビジネスを構築しており、Metaは自社のプラットフォームでその成功の一部を模倣しようとする可能性がある。

Metaはブロックチェーン製品から完全に距離を置いているわけではなく、FacebookでのNFTの投稿と共有も検討している。FTによると、同社は5月中旬にそのための試験運用を開始する計画で、その直後にMetaは「NFTの所有権に基づくFacebookグループのメンバーシップと、NFTの鋳造のための別の」テストを行う予定だ。FTは以前、1月にFacebookとInstagramにおけるMetaのNFT計画の一部について報告し、ザッカーバーグは3月にNFTがInstagramに導入されることを発表している。

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さらに、Metaは「ソーシャルトークン」または「レピュテーショントークン」を模索しており、これらは「例えばFacebookグループでの有意義な貢献に対する報酬として発行される可能性がある」とFTは報じている。同社はまた、中小企業向け融資のような従来の金融サービスも検討しているようだ。

Zuck Bucksやその他の噂されているプロジェクトがどうなるのか、そしてそれらがMetaの最近のトラブルを克服するのに役立つかどうか、注視が必要だ。しかし、Facebookの計画の大ファンであると思われる著名人がいる。元Twitter CEOのジャック・ドーシーだ。