深セン、世界最大の5Gネットワークに

中国・深圳市は現在、世界最大の5Gネットワークを誇っており、すべてのエリアが5Gでカバーされていると、チェン・ルギ市長は17日の記者会見で発表した。

深セン、世界最大の5Gネットワークに

中国・深圳市は現在、世界最大の5Gネットワークを誇っており、すべてのエリアが5Gでカバーされていると、チェン・ルギ市長は17日の記者会見で発表した。China.rong.cnが報じた。

人口約1,300万人に対して合計46,480局が設置されており、深圳は現在、一人当たりの5G局数で世界第1位の都市となっている。

深センの5Gネットワークは、いわゆるスタンドアロンアクセス(SA)モードを採用しており、NSA(非スタンドアロンアクセス)と呼ばれる他のタイプの5Gネットワークよりも遅延の少ないネットワークを構築している。

現在、中国は5Gのインフラ整備で世界をリードしている。しかし、過去2年間に構築された5Gネットワークのほとんどは、現在の4Gネットワークの上に構築されたNSAモードに基づいている。

中国の大手携帯キャリア3社は、NSAネットワークはその場しのぎの措置として機能すると述べており、今年初めからより多くのSA局を建設するために投資を拡大してきた。

記者会見では、北京大学深セン大学院の5G移動通信研究グループ長であるHu Guoqingによると、SAは超信頼性、超低遅延、IoE(Internet of Everything)が特徴であるという。"深センはHuawei、ZTE、Tencentなどの革新的な開発の優位性をフルに発揮して、トップクラスの5Gエコシステムを開発し、深センを5Gスマートシティの世界的な模範となるように構築していく "とHuaweiのGuo Pingは述べた。

6月末の時点で、中国には合計41万の5Gステーションが既に稼働している。政府関係者が提供したデータによると、7月末までに、中国には8,800万人もの5G電話ユーザーがおり、世界の80%を占めている。

Photo by Macau Photo Agency on [Unsplash](

Read more

AI時代のエッジ戦略 - Fastly プロダクト責任者コンプトンが展望を語る

AI時代のエッジ戦略 - Fastly プロダクト責任者コンプトンが展望を語る

Fastlyは、LLMのAPI応答をキャッシュすることで、コスト削減と高速化を実現する「Fastly AI Accelerator」の提供を開始した。キップ・コンプトン最高プロダクト責任者(CPO)は、類似した質問への応答を再利用し、効率的な処理を可能にすると説明した。さらに、コンプトンは、エッジコンピューティングの利点を活かしたパーソナライズや、エッジにおけるGPUの経済性、セキュリティへの取り組みなど、FastlyのAI戦略について語った。

By 吉田拓史
宮崎市が実践するゼロトラスト:Google Cloud 採用で災害対応を強化し、市民サービス向上へ

宮崎市が実践するゼロトラスト:Google Cloud 採用で災害対応を強化し、市民サービス向上へ

Google Cloudは10月8日、「自治体におけるゼロトラスト セキュリティ 実現に向けて」と題した記者説明会を開催し、自治体向けにゼロトラストセキュリティ導入を支援するプログラムを発表した。宮崎市の事例では、Google WorkspaceやChrome Enterprise Premiumなどを導入し、災害時の情報共有の効率化などに成功したようだ。

By 吉田拓史