
昨年のブームを牽引した「攻撃的なベンチャー投資家」が急減速
2021年にベンチャーキャピタル(VC)業界を熱狂の渦に巻き込んだソフトバンクグループ(SBG)やタイガー・グローバル、コーチュー・マネジメントの三社は、今年に入り急ブレーキを踏んでいる。
2021年にベンチャーキャピタル(VC)業界を熱狂の渦に巻き込んだソフトバンクグループ(SBG)やタイガー・グローバル、コーチュー・マネジメントなどのVCとヘッジファンドを兼ねる「クロスオーバー・ファンド」は今年、急ブレーキを踏んでいる。
データプロバイダーPitchBookのデータによると、タイガーは今年、ベンチャー投資のペースを落とした。完了した投資案件数は、第1四半期の136件、第2四半期の105件と比較して、2022年第3四半期はわずか44件にすぎない。一方、コーチューは、2021年第4四半期の51件のピークから減少し、2022年第3四半期にわずか10件の案件を完了しただけだ。