インテル、先頭集団から遅れ始める
インテルのパット・ゲルシンガーCEO。出典:Intel

インテル、先頭集団から遅れ始める

インテルは明らかに苦しんでいる。プロセスの微細化は進まず、次世代CPUの製造時期の後ろ倒しが報じられ、決算の内容は燦々たるものだった。老兵は去ることになるのか、それとも劇的な復活があるのか。

吉田拓史

インテルは明らかに苦しんでいる。プロセスの微細化は進まず、次世代CPUの製造時期の後ろ倒しが報じられ、決算の内容は燦々たるものだった。老兵は去ることになるのか、それとも劇的な復活があるのか。


インテルは、第4世代Xeon Scalable「Sapphire Rapids」プロセッサのリリースを、その理由を開示することなく何度も延期してきた。同社は7月下旬にセキュリティバグのためにSapphire Rapidsを変更せざるを得なかったことを認めたが、問題はインテルが言うよりも大きいようだ。ハードウェア専門メディアIgor's Labによると、Sapphire Rapidsには約500のバグがあり、同社はそれを直すために12回のリスピン(設計完了後に不具合が発覚し、再設計すること)を行っているという。

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