中国当局、Didiに10億ドル以上の罰金を科す データセキュリティ侵害で

中国当局は、配車大手Didi Global(滴滴出行、ディディ)に10億ドル以上の罰金を科す準備をしていると、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。

中国当局、Didiに10億ドル以上の罰金を科す  データセキュリティ侵害で
Image via Didi

中国当局は、配車大手Didi Global(滴滴出行、ディディ)に10億ドル以上の罰金を科す準備をしていると、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた

報道によると、2021年6月30日にニューヨーク証券取引所に上場したことに伴うデータセキュリティ侵害の疑いで、罰金は80億元(12億8000万ドル)以上に上る。これは、Didiの昨年の総収益273億ドルの約4.7%に相当する。

国家インターネット情報弁公室(CAC)は上場直後にディディへの調査を開始。中国当局は同国のアプリストアにディディのモバイルアプリを削除するよう命じた。ディディは今年6月、同社のサイバーセキュリティ調査を解決するためだとして株主に伝え、米証券取引所への上場を廃止していた。

Read more

AI時代のエッジ戦略 - Fastly プロダクト責任者コンプトンが展望を語る

AI時代のエッジ戦略 - Fastly プロダクト責任者コンプトンが展望を語る

Fastlyは、LLMのAPI応答をキャッシュすることで、コスト削減と高速化を実現する「Fastly AI Accelerator」の提供を開始した。キップ・コンプトン最高プロダクト責任者(CPO)は、類似した質問への応答を再利用し、効率的な処理を可能にすると説明した。さらに、コンプトンは、エッジコンピューティングの利点を活かしたパーソナライズや、エッジにおけるGPUの経済性、セキュリティへの取り組みなど、FastlyのAI戦略について語った。

By 吉田拓史
宮崎市が実践するゼロトラスト:Google Cloud 採用で災害対応を強化し、市民サービス向上へ

宮崎市が実践するゼロトラスト:Google Cloud 採用で災害対応を強化し、市民サービス向上へ

Google Cloudは10月8日、「自治体におけるゼロトラスト セキュリティ 実現に向けて」と題した記者説明会を開催し、自治体向けにゼロトラストセキュリティ導入を支援するプログラムを発表した。宮崎市の事例では、Google WorkspaceやChrome Enterprise Premiumなどを導入し、災害時の情報共有の効率化などに成功したようだ。

By 吉田拓史