暗号資産取引所が9,500円返金要請に誤って10億円を送金

暗号資産取引所Crypto. comは、オーストラリアの女性による100豪ドル(約9,500円)の返金要請に対して1050万豪ドル(約10億円)を送金してしまったことが判明した。

暗号資産取引所が9,500円返金要請に誤って10億円を送金
Photo by Celyn Kang on Unsplash

暗号資産取引所Crypto. comは、オーストラリアの女性による100豪ドル(約9,500円)の返金要請に対して1050万豪ドル(約10億円)を送金してしまったことが判明した。

Crypto.comは、メルボルン在住のThevamanogari Manivelとその妹のThilagavathy Gangadoryを提訴。10%の利息と弁護士費用を上乗せした上で返金を求めている、とCNBCが報じた。

同メディアが引用した裁判資料によると、2021年5月、シンガポールに拠点を置くCrypto.comの従業員が、支払い金額の欄に誤って口座番号を入力した。 Crypto.comは2021年12月、定期監査を行っていた際に、誤ってManivelに大金を送金してしまったことに気付いた。

訴状によると、Manivelは誤って得た収入のうち約1.35万豪ドルを不動産に費やした。 同社は2月にManivelの銀行口座を凍結するよう当局を説得したが、Manivelはすでに他の被告にその金を送金していた、という。

Read more

AI時代のエッジ戦略 - Fastly プロダクト責任者コンプトンが展望を語る

AI時代のエッジ戦略 - Fastly プロダクト責任者コンプトンが展望を語る

Fastlyは、LLMのAPI応答をキャッシュすることで、コスト削減と高速化を実現する「Fastly AI Accelerator」の提供を開始した。キップ・コンプトン最高プロダクト責任者(CPO)は、類似した質問への応答を再利用し、効率的な処理を可能にすると説明した。さらに、コンプトンは、エッジコンピューティングの利点を活かしたパーソナライズや、エッジにおけるGPUの経済性、セキュリティへの取り組みなど、FastlyのAI戦略について語った。

By 吉田拓史
宮崎市が実践するゼロトラスト:Google Cloud 採用で災害対応を強化し、市民サービス向上へ

宮崎市が実践するゼロトラスト:Google Cloud 採用で災害対応を強化し、市民サービス向上へ

Google Cloudは10月8日、「自治体におけるゼロトラスト セキュリティ 実現に向けて」と題した記者説明会を開催し、自治体向けにゼロトラストセキュリティ導入を支援するプログラムを発表した。宮崎市の事例では、Google WorkspaceやChrome Enterprise Premiumなどを導入し、災害時の情報共有の効率化などに成功したようだ。

By 吉田拓史