前立腺がん向けAIレーザーが臨床試験へ
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前立腺がん向けAIレーザーが臨床試験へ

編集部

外科医がレーザーを使った針で前立腺がんを治療・縮小する際に、腫瘍組織をより正確にマッピングできるAIソフトウェアが、まもなく臨床試験で実際の患者さんに試用される予定だ。

米国食品医薬品局(FDA)は先週、同社の発明品にIDE(治験用機器免除)を認めた。このIDEにより、前立腺がんの治療において標準治療に対する優越性を示すための無作為化比較試験で、これら2つの技術を併用することが可能となる。

患者は、まずMRI撮影及び超音波検査融合画像に基づく前立腺針生検法を行う必要がある。そのデータは、AI医療新興企業AvendaのiQuestソフトウェアのAIアルゴリズムによって処理され、前立腺内のがん細胞の位置がマッピングされる。次に、コンピュータビジョン支援モデルが、焦点式レーザー焼灼装置をどこに挿入するのが最適かをシミュレーションし、外科医が患者の腫瘍を治療するのを支援する。

この焦点式レーザー焼灼装置は、Avenda独自の製品で「FocalPoint」と呼ばれる。FocalPointレーザーの熱は、がん細胞を優しく加熱して死滅させ、腫瘍全体を縮小して除去することを目的としている。

Avendaの共同設立者兼CEOであるシャム・ナタラヤン博士は、次のように述べている。「この臨床試験は、前立腺がんの治療を改善するための当社の画期的な技術を前進させる上で重要な役割を果たすでしょう。40年以上にわたって限局性前立腺がんの治療に対する新たなFDAの承認がない中、臨床試験実施施設とともに、iQuestとFocalPointを市場に投入し、患者の治療環境に導入するために必要なデータを収集することを楽しみにしています」と述べている。