BYDが商用EVの大攻勢を計画中

中国のBYDは、2025年までの商用EV部門に200億ドル以上の予算をかけ、今後3年間で中国、欧州、日本に新モデルを投入する計画だ。

BYDが商用EVの大攻勢を計画中
Photo by P. L. 

中国のBYDは、2025年までの商用EV部門に200億ドル以上の予算をかけ、今後3年間で中国、欧州、日本に新モデルを投入する計画だ。

同社は、「ブレードバッテリー」という自社製のリン酸鉄リチウムイオン(LFP)電池によって、大型トラックの電池重量の問題を解決できると考えている、とウォール・ストリート・ジャーナルは報じた

BYDは、中国が消費者のEV購入を支援する補助金を終了したため、商用車への参入が、乗用車の電気自動車販売の伸び悩みを補うことにつながると期待しているという。

BYDはすでに電気バスの大手企業だが、1月と2月にはバス以外の商用車(配送バン、貨物トラック、セメントミキサー、道路清掃車)を前年同期の10倍以上となる2,774台以上販売した。

BYDは、中国国内の複数の工場に加え、ブラジル、ハンガリー、インドなどでも商用車工場を運営している。BYDは、最近の地政学的緊張から、米国での事業拡大の機会は限られている。

BYDは北米最大の電気バスメーカーであり、年間約1,500台を生産している。

Read more

OpenAI、法人向け拡大を企図 日本支社開設を発表

OpenAI、法人向け拡大を企図 日本支社開設を発表

OpenAIは東京オフィスで、日本での採用、法人セールス、カスタマーサポートなどを順次開始する予定。日本企業向けに最適化されたGPT-4カスタムモデルの提供を見込む。日本での拠点設立は、政官の積極的な姿勢や法体系が寄与した可能性がある。OpenAIは法人顧客の獲得に注力しており、世界各地で大手企業向けにイベントを開催するなど営業活動を強化。

By 吉田拓史
アドビ、日本語バリアブルフォント「百千鳥」発表  往年のタイポグラフィー技法をデジタルで再現

アドビ、日本語バリアブルフォント「百千鳥」発表 往年のタイポグラフィー技法をデジタルで再現

アドビは4月10日、日本語のバリアブルフォント「百千鳥」を発表した。レトロ調の手書き風フォントで、太さ(ウェイト)の軸に加えて、字幅(ワイズ)の軸を組み込んだ初の日本語バリアブルフォント。近年のレトロブームを汲み、デザイン現場の様々な要望に応えることが期待されている。

By 吉田拓史