要点

自動化された会計と支払いプロセスのためのプラットフォームを開発しているスタートアップ、Candisは今週、1,200万ユーロ(1,397万ドル)の資金調達ラウンドを終了した。同社の広報担当者によると、資金はCandisの機械学習エンジンをさらに発展させ、ヨーロッパ、特にオランダでの成長と拡大を促進するために使われる。

「ほとんどの会計処理は自動化できる」

ほとんどの事務処理はいまだに手作業で行われている。Wakefield ResearchとConcurが発表した 調査によると、小規模企業の84%が毎日何らかの手作業に頼っているという。その中には金融関係のものもあり、専門的な知識を必要とするものもあり、リスクも高い。エラーが発生すると、クライアントに支払いを届けることができなくなったり、請求書が遅れて計画に支障をきたすことになりかねない。

Candisは、ファイルのインポート、データの抽出、請求書の承認、およびエクスポートの処理を行うアルゴリズムにより、より複雑なワークフローの一部を迅速化することを目的としている。顧客は、アプリで文書をスキャンしたり、電子メールアドレスに転送したりすることで、一箇所で文書をアップロードすることができる。このプラットフォームは、アカウントの動きを正しい請求書に割り当て、不足している書類を管理者に通知することで、リンクされたビジネスアカウント、クレジットカード、PayPalアカウントとの支払い照合を処理するとうたっている。また、Candisは支払いリストを自動的に更新し、未決済債務や完了した請求書の概要を維持しながら、請求書番号のようなものを保存することで、銀行振込やチームメンバー間のコラボレーションを簡素化する。

Candisのプラットフォームは、どのデバイスでもWebブラウザにインストールすることなく動作し、ドイツのISO認証を受けたサーバーにデータを保存していると同社は主張している。

調査によると、日々の会計業務の大部分はソフトウェアで自動化できることがわかっている。そのためか、Association of Chartered Certified Accountantsが実施した調査では、回答者の50%以上が、自動化されたインテリジェントなシステムの開発が、今後30年の間に会計ビジネスに大きな影響を与えると予想していると答えている。実際、Candisの共同設立者でありマネージングディレクターのChristian Ritosekによると、同社のソフトウェアは、「何千もの」企業の税務顧問の会計処理の80%以上を自動化しているという。Botkeeperのような競合企業にもかかわらず、Candisは2018年末の最後の資金調達ラウンド以降、ビジネスは500%成長したと述べている。リトセックは、EUの中小企業(SME)市場を約40億ドルの価値があると見積もっている。

既存の投資家であるヴィオラ・ベンチャーズとラボバンクの投資部門であるラボ・フロンティア・ベンチャーズが、ベルリンを拠点とするCandisへの最新の投資を主導した。リターン投資家であるライトスピード・ベンチャー・パートナーズ、ポイント・ナイン・キャピタル、スピードインベスト(コメルツバンクと42CAPのメインインキュベーター)も参加した。