消費者の購買パターンの変化により、2020年のブラックフライデーとサイバーマンデーのデジタルゲーム収益は減少した、とゲーム市場調査会社SuperDataが発表した。ゲーム支出は2020年の記録更新に向けてまだ軌道に乗っているが、次世代コンソールへの消費者の期待とサブスクリプションサービスの人気の高まりにより、ブラックフライデーの重要性が薄れている。

PCゲームへの支出は前年比6%増加したが、コンソールの収益が13%減少したことで相殺された。PlayStation 5とXbox Series X|Sの需要が満たされていないことが、デジタルコンソールゲーム機への支出を減少させた可能性がある。現在のゲーム機の移行は過去のゲーム機に比べてシームレスであり、両機種とも旧機種でゲームを購入し、後から新機種にアップグレードすることが可能だ。しかし、一部のゲーマーは、最近のメジャータイトルを始める前に新しいコンソールを手に入れるのを待っているようだ。ゲーム全体を最高の形で体験するために、PlayStation 4版やXbox One版の購入を完全に控えているようだ。

もう一つの衰退の要因は、Xbox Game Passのようなサブスクリプションサービスの急成長で、2020年10月のユーザー数は前年比216%増となっている。これらのNetflixスタイルのサービスは、毎月定額でゲームの大規模なライブラリへのアクセスを提供しており、ゲーマーは、毎月のサブスクリプションで既にプレイできる古いタイトルをブラックフライデーのお買い得品に求めるインセンティブを持っていない。

ニールセン傘下のSuperData社のプリンシパルアナリストであるカーター・ロジャースは、「ブラックフライデーからサイバーマンデーにかけての数字が下がったにもかかわらず、今年のホリデーシーズンはデジタルゲームへの支出が大幅に増加している」と述べている。「例年であれば、物理的なゲームをレンガとモルタルの小売店で購入していたかもしれない個人でさえ、ゲームをダウンロードすることの利便性と安全性を選択している」

ライブサービスのゲームの人気が高まるにつれ、プレイヤーは、すでにかなりの時間とお金を投資したタイトルのブラックフライデーやサイバーマンデーのゲーム内コンテンツのお買い得情報を求めている。例えば、『グランド・セフト・オート・オンライン』の車両が販売されたり、『ザ・エルダー・スクロールズ・オンライン』では期間限定のアイテムバンドルが販売されたり、『エイペックス・レジェンズ』のプレイヤーは戦利品ボックスを購入する際にボーナスを受け取ることができた。2020年10月末までの世界的なゲーム内コンテンツの売上は、デジタルゲームの売上の89%を占めていた。

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