仏独禁法当局は、Googleがニュースメディアとの協議で命令に違反したと非難
フランスの独占禁止法調査官が、著作権をめぐるニュースメディアとの交渉の進め方について、競争当局の命令に従わなかったとして、Googleを非難したと、調査官の報告書を読んだ2人の情報筋が伝えている。
フランスの独占禁止法調査官が、著作権をめぐるニュースメディアとの交渉の進め方について、競争当局の命令に従わなかったとして、Googleを非難したと、調査官の報告書を読んだ2人の情報筋が伝えている。ロイターが報じた。
異議声明として知られる93ページの報告書の中で、調査官は、Googleが遵守しなかったことは例外的に深刻な性質のものであると書いた、と情報筋は述べたという。
大元となる苦情を提起したメディアは、Googleとフランスの121のメディア企業との間で署名された7,600万ドルの3年間の契約に含まれていなかったとされる。
フランスの競争当局は、その規則に違反していると判断した企業に対して、売上高の10%までの罰金を科すことができる。
フランスの反独禁当局がこれまでに課した最大のペナルティは、Appleに対してだった。昨年、その流通と小売ネットワークに対する反競争的行為のため罰金11億ユーロ(約1,400億円)を課した。
ロイターが引用した情報源によると、フランスの調査官は、グーグルが3ヶ月の期限内に出版社との交渉を開始するようにとの監視委員会の要求に従わなかった、と主張しているという。
Photo by Brett Jordan on Unsplash