米IPO復調は脆弱も出口を探すユニコーンは長蛇の列
米株式市場では、大型上場が3つ続き、IPO復活の機運が高まるが、実際の需要は小さいままだ。それでも、ユニコーンたちはこの出口に長蛇の列を作り始めている。

米株式市場では、大型上場が3つ続き、IPO復活の機運が高まるが、実際の需要は小さいままだ。それでも、ユニコーンたちはこの出口に長蛇の列を作り始めている。
メール配信ソフトのKlaviyoは20日(米国時間)、新規株式公開(IPO)の価格を市場予想レンジを上回り、この1週間で3件目となる米大型上場で5億7,600万ドルを調達した。
この株式売却は、19日にオンライン食料品配達会社のインスタカートが取引デビューしたのに続くもので、インスタカートは6億6,000万ドルのIPO後、株価が最大で43%上昇した(*1)。1株あたり30ドルの公募価格は、28ドルから30ドルのレンジの最高値であり、関係者によると、23倍以上の倍率を勝ちぬかないとインスタカート株は手に入らなかったという。