中国の動画配信会社iQiyiは2020年6月上旬、海外事業のための戦略的計画、マーケティング、事業開発および広報機能を監督するために国際事業のバイスプレジデントとしてNetflixからKuek Yu-Chuangを招いたと発表した。

声明によると、Kuekは、iQiyiの会員制および海外事業グループの社長であるYang Xianghuaに報告する予定で、Kuekのビジョンと経験がiQiyiのグローバル・ストリーミング・エコシステムの構築に役立つと信じているという。

Kuekはシンガポール政府でキャリアをスタートさせ、2016年にNetflixに入社した。iQiyiの就任前は、Netflixでアジア太平洋地域の公共政策担当バイスプレジデントを務めていた。

Kuekの就任は、iQiyiがタイでの事業を担当するために元BBC幹部を採用してから半年後のことだ。元BBCワールドワイド・グレーターチャイナの責任者であるKelvin Yauは、2020年初頭から国際事業開発の副社長兼タイ事業のジェネラルマネージャーとしてiQiyiで働いている。

現在、iQiyiは、現地の社内チームや現地企業とのパートナーシップを通じて、東南アジアでの事業展開を拡大している。2019年11月、iQiyiは、中国語、英語、タイ語、マレー語、インドネシア語、ベトナム語など複数の言語でコンテンツや検索機能を提供するアプリの国際版の立ち上げで、そのグローバルな拡大計画を正式に開始した。

同社は東南アジアに暫定的に進出しており、マレーシアのメディアブランド「アストロ」など現地パートナーと提携し、ローカライズやマーケティング活動を開始している。

iQiyi、有料会員数が前年同期比で23%増加したにもかかわらず、その純損失が1年前の18億元から2020年の第1四半期には29億元(4億600万ドル)に拡大した。

2019年12月には、iQiyiの創業者でCEOのGong Yuがロイターのインタビューで、同社は今後5年以内に有料会員の半数を海外からの会員にすることを目標にしていることを明らかにしていたが、2020年の第1四半期には、海外からの加入者数は前年同期比で23%増となった