JD.comは、Eコマースの大物が実店舗の小売に参入する流れに加わる中で、コンビニチェーンに初の外部投資を行った。

JD.com は、福建省を拠点とし、1700店舗を展開するXiamen Fook Chain Store Management Ltdの20%を3130万元(450万ドル)で買収した。今回の買収により、JD.comは同社の第2位株主となった。

Fookの取引は、同社のウェブサイト上の発表によると、オンラインとオフラインの両方の小売事業を拡大することを目指しているJD.comの「オムニチャネル戦略」に適合している。具体的には、JD.comは、コンビニエンスストアの衝動買いのスタイルが、オンラインで行われるより計画的な購買を補完するのに役立つことを期待している。

JD.comは、「Fook Chain Store」に出資することで、Eコマースの競合他社との競争が激化するばかりのブリック&モルタル小売市場において、より強固な足がかりを得たいと考えている。2017年、Alibaba Groupは、Tmallブランドの下でブリック&モルタル小売を推進するために、オンラインサプライヤーとオフラインベンダーを結びつけ始めた。

2019年1月までに、中国の4大都市以外でこのプログラムの下で営業している店舗数は100万店を超えた。小売大手のSuning.comは、不動産大手のCountry Garden Holdingsは2018年から地域密着型の小売サービスを提供している。

Fookへの投資前、JD.comはセルフブランドのコンビニを開店しようとしていたが、コンビニの約半分は中国の農村部にあり、独特のノウハウが必要なことがわかったという。CEOのリチャード・リューは2018年のサミットで、そのうちの1,000~1,200店舗が毎週のように中国国内にオープンしていると述べた。

2006年に設立されたFook Chain Storeは、1700店舗を所有し、独自の物流ネットワークを持っている。2018年には、米ベンチャーキャピタルのセコイアキャピタルが2500万元を支払い、同社の株式の20%を購入した。JD.comとの取引後、セコイアは現在、Fook Chain Storeの株式の16%を保有しており、同社の第3位株主となっている。

Image by JD.com