2020年8月の間に、300人以上のマイクロソフトの従業員が給与、ボーナス、株式報酬を共有していたGoogleのスプレッドシートを、米テクノロジーメディアOneZeroが入手、分析し話題を呼んでいる。

報酬データを共有することは、正社員が昇給やボーナスの通知を受けるこの時期、マイクロソフト社のワシントン本社であるレドモンドでは毎年恒例となっている。昨年は、400人以上の従業員が同様に給与を共有したとOneZeroは 報じていた。毎年の調査に回答する従業員は、主にに拠点を置いている。2020年8月の最終日までに、310人の従業員がスプレッドシートにデータを追加した。マイクロソフトは世界中で15万人以上の従業員を雇用している。

マイクロソフトでは、他のハイテク企業と同様に、序列と報酬はその人のレベルに基づいている。マイクロソフトでは、レベルは59から始まり、80以上になる。クラウドソーシングの技術系報酬サイト「Levels.fyi」によると、マイクロソフトのシニアポジションはレベル63からスタートしている。

OneZeroで共有された報酬スプレッドシートは、FacebookのYoung Microsoft FTEグループから取得したもので、データが若手社員に偏っていることを意味している。今年の報酬共有スプレッドシートの回答者310人のうち250人以上がレベル59~62だった。

今年の回答者を基準にすると、平均的なエントリーレベルのエンジニアやプログラムマネージャーの報酬総額は125,665ドルとなる。その大部分(87%)は、平均基本給111,096ドルで、平均現金報酬10,701ドル、株式報酬3,867ドルとなっている。

レベル62になると、株式と現金のボーナスが年間報酬の中でより重要な部分を占めるようになる。そのレベルの総報酬は平均174,962ドルで、141,220ドルの基本給の上に20,028ドルの現金報酬と13,713ドルの株式報酬がある。

レベルが上がるにつれて、報酬に対する基本給の割合が低下し、株式報酬の割合が高まる。レベル67では、基本給と株式報酬が報酬の4割を分け合う構造になる。

従業員は、以前の基本給、現金ボーナス、株式で支給されたその他のボーナス、功利による昇給を共有した。今年のスプレッドシートには、従業員が有色人種かどうかを問う質問と、性別や性自認が原因で疎外されていると感じているか、疎外される危険性があるかどうかを問う質問の2つの質問が新たに追加された。マイクロソフトの最新のダイバーシティレポートによると、同社は主に白人と男性が多く、特に幹部レベルでは男性が多いことがわかった。

数百人の従業員がこの給与情報の社内共有に貢献したが、オンラインで利用できる給与データのプールは他にもある。最大のものはLevels.fyiで、2017年までさかのぼって、マイクロソフトの従業員からの約4,000件のエントリーが掲載されている。

他のテック企業も同様に給与共有ドライブを持っている。元Google社員のエリカ・ジョイは、同社で悪名高い給与共有スプレッドシートを開始した。

Photo: "Press Conference with the Co-Chairs of the Annual Meeting 2016: Satya Nadella"by World Economic Forum is licensed under CC BY-NC-SA 2.0