ボストン連銀とMIT、デジタル通貨の技術研究を発表
MITとボストン連銀は共同で、取引を処理するソフトウェアの開発に焦点を当てた技術研究の結果を35ページのホワイトペーパーにまとめて発表した。研究者たちは2つの可能なコードベースを作成して検討した。

ボストン連銀は、マサチューセッツ工科大学の「デジタル通貨イニシアチブ」(Digital Currency Initiative)と共同で、デジタル通貨を支えるコードの研究を開始した。
伊藤穰一が創設したデジタル通貨イニシアチブとボストン連銀は共同で、取引を処理するソフトウェアの開発に焦点を当てた技術研究の結果を35ページのホワイトペーパーにまとめて発表した。研究者たちは、2つの可能なコードベースを作成して検討した。
1つのコードベースでは、1秒間に170万回のトランザクションを処理することができ、そのうち99%のトランザクションは1秒以内に終了した。これは、基本的なベンチマークである1秒間に10万回のトランザクションをはるかに上回るものだった。もうひとつのコードベースでは、1秒間に約17万件のトランザクションを処理することができた。このレベルの処理能力があれば、中央銀行でのすべての取引を完結させることができ、また、他のマシン・ツー・マシンの取引を拡大させることができる。