ミュージシャンなどのクリエイターがファンとつながることを可能にする会員制プラットフォームPatreon(ペイトリオン)が、投資家から9000万ドルの資金調達を行い、その価値は12億ドル以上になったと同社関係者が語った。ウォール・ストリート・ジャーナル紙が報じた

PitchBook Dataによると、Patreonは昨年の資金調達ラウンドの後、最後に6億6000万ドルで評価されていた。これまでに約2億5600万ドルの資金調達を行っている。新規投資家にはNew Enterprise Associates(NEA)、Wellington Management、Lone Pineなどが名を連ね、既存投資家のGlade Brook Capital、Thrive Capital、DFJ Growth、Index Venturesもラウンドに参加した。

Patreonは2013年の設立以来、クリエイターに20億ドル以上を支払っており、CEOのJack Conteは火曜日、今後は年間10億ドル以上を支払うと約束していた。

同社は今回の資金注入を国際的な存在感を高めるために利用したいと考えており、そのために今年初めにベルリンとダブリンに新しいオフィスを開設した。また、Patreonの体験を改善し、プラットフォーム上の20万人以上のクリエイターの中から支援に値するプロジェクトを見つけやすくすることも計画している。

PatreonのCEOであるジャック・コンテは、火曜日に資金調達を発表したビデオの中で、これまで同社が企業価値を公表したことがなかったことについて、「Patreonのことではなく、私たちのクリエイターのことを考えていたからだ」と述べている。彼はまた、「これは重要な瞬間であり、私はそれに値する重力を与えたいと思っています」とも述べている。

サンフランシスコを拠点とするPatreonは、新たに9000万ドルの資金調達を受けて、3つの重要な分野に注力する計画であり、それは、より多くの通貨に対応した国際的な拡大の継続、「パトロン体験の強化」、そして、クリエイターが検索ツールを使って視聴者を増やすのを支援することだとConteは述べている。Patreonの新しい機能には、メッセージング機能の更新、パトロン同士の交流、「より多くのグッズなど、クリエイターへの支援を物理的に示す機会の増加」などが含まれているとのことだ。