フェイスブックは25日、ロシアの軍事・諜報機関、それから2016年の大統領選挙におけるモスクワの干渉の中心的な存在であったインターネット調査機関とリンクしているとされる3つの偽情報ネットワークを削除したことを発表した。

発表によると、フェイスブックは、偽のアカウントに依存した接続された活動のいくつかのクラスタを特定したとしている。このネットワークは、極東、ロシアの近隣諸国、シリアを含む多くの地域を中心に活動していたようだ。彼らは偽のアカウントを使って、多くのインターネットサービスで精巧な架空のペルソナを作成し、ジャーナリストを装って報道機関に連絡したり、ターゲットとする国の現地人を装ったり、グループやページを管理したりしていたが、その中にはハクティビストのグループを名乗るものもあった。

これらのクラスターはまた、オフプラットフォームのサイトやその他のソーシャルメディアのプラットフォームに人々を誘導することにも力を入れており、過去の漏洩疑惑情報に関連したコンテンツを宣伝していた。

「このキャンペーンの背後にいる勢力は、英語、ウクライナ語、ロシア語、アラビア語を含む多くの言語で投稿し、それぞれの視聴者に合わせて活動を行っていた。彼らは、シリア内戦、トルコ国内政治、アジア太平洋地域の地政学的問題、NATO、ウクライナ戦争、バルト海、グルジア、アルメニア、ウクライナ、ロシア、ベラルーシ、米国の政治など、ニュースや時事問題について頻繁に投稿していた」。

フェイスブックは、2018年8月と2020年2月に削除したネットワークに接続された協調性のない疑わしい行動の調査の一環として、この活動を特定したと主張している。この活動の背後にいる人々は、身元や協調性を隠すための措置を取っていまたが、フェイスブックの調査では、これらのクラスターが軍事情報サービスを含むロシア軍に接続されていたという。

これらのネットワークはいずれも大規模なものではなく、日本からベラルーシまで、ほとんど海外で運営されている。しかしフェイスブックは、投票に影響を与えたり、投票の公平性に疑問を呈することで投票結果に異議を唱えたりするために、ロシアが11月3日の大統領選挙を攻撃するために積極的に行動していると述べている。

フェイスブックの行動は、FBIと国土安全保障省のサイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁が、アメリカの投票システムの脆弱性が選挙後の数日間で最大になる可能性があるとの共同警告を発したわずか2日後にもたらされた。

情報当局者は、郵送投票の集計が遅れたり、トランプ大統領がすでに「不正操作」に利用されているとしている郵送投票の取り扱いについて告発や反撃があったりすると、ロシアなどのアクターが大穴を開けてしまうのではないかと懸念を表明している。

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