RISC-Vの普及の鍵はインテルが握る

要点
インテルとRISC-Vは共生関係を見出した。RISC-VはArm追撃のための足りないリソースをインテルから補填してもらうことを期待し、インテルはRISC-Vの支援によってIFSに新しいビジネスチャンスがもたらされることを期待している。
今月パリで開催されたRISC-V Weekで、インテル ・ファウンドリー・サービス(IFS)のRISC-Vエコシステム実現担当シニアディレクターであるゲイリー・マーツは、インテルはRISC-V Internationalのメンバーとして、RISC-Vのシステムオンチップアーキテクチャとソフトウェアスタックにさらに「相当な貢献」する予定だと述べている。
マーツは、インテルがRISC-Vコミュニティにリソースを提供し、技術ギャップを埋める手助けをする予定だ、と宣言した。 RISC-Vオープンインストラクションは、チップの特性に対応することなくアプリケーションやソフトウェアスタックを展開できるよう、プラットフォーム間で一貫性と安定性を保つ必要がある。
これはオープンソースの命令セットアーキテクチャ(ISA)を唄うRISC-Vにとっては願ったり叶ったりの宣言だった。