2019年7月、アリババは、16コア、2.5GHzのXuanTie 910(XT 910)という、これまでで最も強力なRISC-VアーキテクチャのSoC設計で業界を驚かせた。現在、アリババのRISC-V戦略に焦点を当てたT-Headの子会社は Allwinnerと協力して、Debian Linux を実行するように設計されたシングルコア、1GHz の XuanTie C906 (RV64GCV) RISC-V プロセッサを発表した。

この2020年のアップデートで、同社は低消費電力マイコンからサーバーSoCまで幅広い用途に対応する完全なRISC-Vコアファミリーを計画していることが明らかになった。

当時、同社がコアを独り占めする計画だと観測されていたが、アリババの子会社でRISC-Vコアの開発を担当するT-HeadがAllwinnerと協力してオープンソースプロセッサの開発を開始したことで、Sipeedによると、低コストLinux対応のRISC-V SBCが間もなく登場することになる。シングルコア、RISC-VベースのMMU付きXuanTie C906プロセッサは12.50ドル。Sipeedの開発キットは、XuanTie C906 を中心に構築されたAllwinnerのコンピュートモジュールを組み込んだ 12.50 ドルの価格で今後数ヶ月のうちに販売される予定だ。

アリババのT-Headと中国のArmチップメーカーAllwinnerは、AllwinnerがロイヤリティフリーでオープンスペックのRISC-V XuanTie IPをベースにチップを製造するという協業を発表した。パートナーは、産業制御、スマートホーム、民生用電子機器をターゲットに、今後3年間で5,000万個を出荷すると予測している。

T-Headは、22nmに製造されたXuanTie C906は、最大64KBの命令/データキャッシュ、割り込みコントローラ、128ビットAXI 4.0バスを搭載した5ステージのインオーダーパイプラインチップで、製品ページと簡略化されたブロック図を掲載している。

XuanTie C906のブロック図とスペック Source: T-Head