ソフトバンクG南米ファンド責任者、10億ドル損失も「親会社から追加資本を得られる」―FT
ソフトバンクグループ(SBG)の中南米ファンドの共同責任者は、10億ドル近い投資損失にもかかわらず、親会社から追加資本を獲得することに「懸念はない」と、フィナンシャル・タイムズ(FT)のインタビューに対して述べている。
ソフトバンクグループ(SBG)の中南米ファンドの共同責任者は、10億ドル近い投資損失にもかかわらず、親会社から追加資本を獲得することに「懸念はない」と、フィナンシャル・タイムズ(FT)のインタビューに対して述べている。
同ファンドは、Kavak、Rappi、QuintoAndarなど、80社以上の企業をポートフォリオに入れている。経営に重点を置きながら、新規の投資先企業と現在の投資先企業に分けて投資する計画で、時間軸を2032年までと設定しているそうだ。
SBGはすでに80億ドル近くをこの地域に投資しており、今後もさらなる投資が予定されている。同社は2019年に50億ドルの新興市場地域専用ファンドを立ち上げ、その後、30億ドルのファンドを追加。
マネージング・パートナー兼ブラジル担当のアレックス・サピロは、現在、親会社から追加の現金を入手することができ2つ目の南米ファンドには未投入の4億ドルがある、とFTに対して語った。第3のファンドの計画は当面ないという。
投資対象は、ポートフォリオに含まれる新会社と現会社をほぼ半々で、ポートフォリオマネジメントに重点を置いているようだ。
南米ファンドの共同創設者であり、元COOであったマルセロ・クラウレは、創業者の孫正義と対立し、1年以上前にSBGを退職した。