スタートアップ関係者のツイートがSVBの取り付け騒ぎを悪化させた−最新研究
最新研究は、スタートアップ関係者のツイートが、先月のシリコンバレーバンク(SVB)の取り付け騒ぎを悪化させた証拠を発見した。皮肉にも、数多くのSNSを育んだシリコンバレーが、SNSの負の側面を露見させた格好だ。

最新研究は、スタートアップ関係者のツイートが、先月のシリコンバレーバンク(SVB)の取り付け騒ぎを悪化させた証拠を発見した。皮肉にも、数多くのSNSを育んだシリコンバレーが、SNSの負の側面を露見させた格好だ。
コロラド大学ボルダー校リーズスクールオブビジネス准教授(ファイナンス)のJ. Anthony CooksonらがSSRNに投稿した論文は、Twitterは、シリコンバレーバンク(SVB)の取り付け騒ぎを引き起こし、米国の銀行業界全体に不安を広げるのに大きな役割を果たした、と結論づけている。
Cooksonらの調査によると、SNSへの露出が多い銀行ほど、取り付け騒ぎの際に株式市場価値の損失が大きかったことがわかった。これは、銀行の資産価値や無保険預金など、銀行経営に寄与しうる他の要因を考慮した上でもそうだった。