膨らみゆくデータセンターの水消費:地域社会との「水の取り合い」も
UnsplashMatt Palmerが撮影した写真

膨らみゆくデータセンターの水消費:地域社会との「水の取り合い」も

世界的に干ばつが増加している中、データセンターが大量の水資源を消費することは無視できない問題となっている。地域社会との水の取り合いに発展する可能性もある。

世界的に干ばつが増加している中、データセンターが大量の水資源を消費することは無視できない問題となっている。地域社会との水の取り合いに発展する可能性もある。


最近、Meta Platformsはオープンソースの大規模言語モデル(LLM)である「Llama2」を公開し、AI業界の注目を集めた。競合の大手テクノロジー企業以外は、無料で商業利用できる。これを微調整することで多くのプレイヤーが独自のLLMを持てることを意味する。大手企業に限られた特権を民主化する救世主のように映る(ライセンスの内容があとから改定されるかもしれないが)。

しかし、水資源の観点では、Llama2は危うい存在のようだ。カリフォルニア大学リバーサイド校の准教授、Shaolei Renは、Llama2のトレーニングに必要な水の総使用量は1,090 万リットル、水力発電を除くと 280 万リットルになると見積もっている、と米メディアInsiderが報じた

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