
ナスダックの強気市場は続く?
ナスダックが上昇を続けている。昨年終盤からの下落局面が終わったとの楽観的な見方が出ているが、この強気市場は続くのか。依然として予断を許さない。
ナスダックが上昇を続けている。昨年終盤からの下落局面が終わったとの楽観的な見方が出ているが、この強気市場は続くのか。依然として予断を許さない。
ナスダックの最近の上昇は、金融危機の真っただ中にあった2008年以来、最も長い弱気相場に終止符を打った。ナスダック総合指数は今年に入ってから18%下落し、6月16日の最安値では32%下落していた。しかし、ナスダックは回復し、底値から約20%上昇している。このパフォーマンスはS&Pとダウ平均より優れている(S&P500は約2カ月前の最安値から15%、ダウ平均は11%上昇した)。
国債の利回りが着実に低下していることも、このハイテク株への移行と一致している。ベンチマークである10年物米国債の年利回りは、6月14日につけた11年ぶりの高値3.482%から、10日には2.786%に低下した。
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