
痩せ薬「GLP-1」のゴールドラッシュが始まる
「GLP-1受容体作動薬」という新種の痩せ薬に注目が集まっている。今年は大手薬品メーカーが世界各国で本格的に販売を開始する予定で、ゴールドラッシュが始まろうとしている。
「GLP-1受容体作動薬」という新種の痩せ薬に注目が集まっている。今年は大手薬品メーカーが世界各国で本格的に販売を開始する予定で、ゴールドラッシュが始まろうとしている。
デンマークの製薬会社ノボノルディスクが開発したGLP-1受容体作動薬「セマグルチド」は、臨床試験で約15%の体重減少をもたらすことが明らかにされている。この薬は、米国、デンマーク、ノルウェーでWegovyという商品名ですでに販売されており、まもなく他の国でも販売される予定だ。
低容量版のOzempicは糖尿病薬で、減量のために「適応外使用(承認内容の範囲外で使用すること)」されてもいる。米国のイーライ・リリーが製造するGLP-1受容体作動薬「マンジャロ」はより効果的とされている。今年後半に発売される予定で、日本では田辺三菱製薬が流通・販売を行う。
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