ヘッジファンドがシリコンバレーの庭を荒らしている

ヘッジファンドは、空前の勢いでシリコンバレーに進出しており、2021年の最初の6ヶ月間で、未公開企業への投資額が1,530億ドルに達し、記録的な大ヒットとなっている。

ヘッジファンドがシリコンバレーの庭を荒らしている
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要点

ヘッジファンドは空前の勢いでシリコンバレーに進出している。2021年の最初の6ヶ月間でヘッジファンドによる未公開企業への投資額が1,530億ドルに達し、記録的な大ヒットとなっている。


米金融メディアCNBCが引用したゴールドマンサックス(GS)の報告書によると、ヘッジファンドは今年これまでに770件の未公開企業への投資取引を行っており、753件で総額960億ドルに達した2020年全体での記録をすでに更新している。今年の契約の4分の3弱は、創業間もない企業へのアーリーステージ(初期段階)の新興企業への賭けだった。

GSのデータは、一般的に上場企業への投資で知られるヘッジファンドが、低迷していた収益を回復させるために、プライベート資本市場に注目していることを示しているという。プライベート・エクイティやベンチャー・キャピタルが、いかにして金融の主流になったかを示している。

未公開企業への投資は、ヘッジファンドが伝統的に好んできた公的資産よりも優れたパフォーマンスを示している。昨年末までの10年間で、プライベート・エクイティとベンチャー・キャピタルへの投資によるリターンは、ヘッジファンドの平均利益が7.1%であるのに対し、14.2%とヘッジファンドを上回っていることが、ゴールドマンの報告書はで明らかにした。

一方で、米国の公開企業数は1996年以降、ほぼ半減しているが、このアセットクラスは7,000億ドルを超える規模に成長し、2025年までに再び倍増すると予想されている。

公開市場からプライベート資本市場への転換の背景
年金基金と大学基金が高リターンを追究するようになった

ヘッジファンドの賭けは「勝ち馬」へ集中的に行われ、大きな影響力を持っているとGSは指摘している。2021年の上半期にヘッジファンドが参加した案件はわずか4%だったが、非公開企業に投入された全資金の4分の1強に及んだという。

フィナンシャル・タイムズは同じ報告書を引用した記事の中で、少数のヘッジファンドが案件の大半を占め、資本の約4分の3を10社が投資したと付け加えた。

ヘッジファンドの中には、プライベート資本市場に特化した事業を立ち上げたファンドもあり、Tiger Global、Coatue Management、Altimeter Capital Managementなどの企業が、近年、シリコンバレーに大きく進出している。他のヘッジファンドでは、ポートフォリオのうちプライベート投資を行うのは通常20%以下と少数で、残りはより流動性の高い資産で運用している。

また、サード・ポイントやマーシャル・ウェイスのように、上場前の未公開企業に投資し、そのポジションを維持する「クロスオーバー」ファンドを立ち上げた企業もある。ヘッジファンドが未公開資産に進出する背景には、彼らのファンドに投資している大規模な機関投資家が、最終的に高いリターンが得られるのであれば、より長く資金を固定しておこうという意思を持っていることが関係しているようだ。

現在、未公開企業は、株式市場に上場する前に、より長い期間、民間の資金調達に頼る傾向がある。GSによると、企業が株式を公開する前に完了するプライベート資金調達ラウンドの平均回数は、2006年から3倍に増加している。

プライベート・キャピタルの爆発的な増加は、未上場企業の私募取引への参加をめぐる厳しい競争を生み出した。しかし、一部のヘッジファンドは、株式市場での企業の新規公開を待つよりも、先んじてプライベートの取引で株式を取得した方が魅力的だと考えている。

「IPO待つよりプライベート」

ヘッジファンドは、IPOで割り当てを受けるチャンスはほとんどない。したがって、より早い段階で株主となる必要がある。ヘッジファンドが企業に売り込むポイントは2つあり、1つはVCファンドは通常、上場後すぐに撤退するのに対し、ヘッジファンドは上場後も株式を持ち続けることができるという点。もう1つはVCファンドよりも高い企業価値での投資を提案する点だ。

CNBCによると、ほとんどのヘッジファンドの投資対象は米国企業だが、GSは、アジア太平洋地域、特に中国の企業への投資の割合が増加していることを確認しており、一方で欧州・中東・アフリカ地域の案件の割合は比較的変化していないと述べている。

ヘッジファンドのプライベート案件の72%は、ベンチャーキャピタル分野でのものであり、44%はグロースステージやレイトステージの案件に分類されるとGSは記述している。

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