![Metaがオープンソース言語AIのリリースを予告 「競争環境を一変」とAIチーフ[吉田拓史]](/content/images/size/w2640/2023/07/FUQdx_tVEAAL6Z3.jpeg)
Metaがオープンソース言語AIのリリースを予告 「競争環境を一変」とAIチーフ[吉田拓史]
Metaはオープンソースの大規模言語モデル(LLM)を間もなくリリースすると発表した。OpenAI / MicrosoftとGoogleとは異なる開放型のアプローチが競争環境を一変する、と同社は強調した。
Metaはオープンソースの大規模言語モデル(LLM)を間もなくリリースすると発表した。OpenAI / MicrosoftとGoogleとは異なる開放型のアプローチが競争環境を一変する、と同社は強調した。
Metaは企業がカスタマイズできる新しい商用バージョンを「間もなく」リリースすると、とFinancial Times (FT) は報じた。
FTによると、MetaのチーフAIサイエンティストであるヤン・ルカンは、最近開催されたカンファレンスで、「AIの競争環境は、今後数カ月、あるいは数週間のうちに完全に変わるだろう。Metaは、個人や企業など、ユーザーのタイプに特化したAIチャットボットを作るかもしれない」と語った。
MetaのAIモデルへのアクセスは、公開当初は無料のはずだが、将来的には変更されるかもしれない。FTが引用したMetaに詳しい情報筋によると、同社は最終的に、企業顧客がモデルの変更やカスタマイズを望む場合、料金を請求する可能性があるという。
OpenAI / MicrosoftとGoogleは、エンタープライズ向けLLMでは、クラウド部門と組み合わせたビジネスを模索しているようで、ソースコードは公開していない。Metaは、一定の制約を与えながらもLLM「LLaMA」をオープンソース化するという独自の戦略を採用してきた。今回の予告は、その方針がさらに強化されたこと示唆している可能性がある。