
米国の対中半導体輸出規制が効いている説が浮上
台湾のリサーチ会社が、米国の対中半導体輸出規制が効いている可能性を示唆する兆候らしきものを観測した。中国は半導体サプライチェーンの育成に苦戦しているのだろうか?
台湾のリサーチ会社が、米国の対中半導体輸出規制が効いている可能性を示唆する兆候らしきものを観測した。中国は半導体サプライチェーンの育成に苦戦しているのだろうか?
中国最大の半導体受託製造会社で、中国のチップ内製化の旗艦である中芯国際集成電路製造(SMIC)は、同社のウェブサイトのサービス一覧から14nmの製造技術を削除した。同社はまた、先週の決算説明会でFinFETベースの先端技術について語らなかったと台湾エレクトロニクス専門誌DigiTimesは報じた。
ASML、Applied Materials、KLA、Lam Researchなどのサプライヤーから先端機器やスペアパーツを入手できなければ、台湾のTSMCを模して作られた同社は、最新の製造技術を使って顧客向けのチップを製造できなくなる可能性があり、14nmプラットフォームを同社の技術のリストから外すことは妥当である、とDigiTimesは書いている。
一方、SMICのウェブサイトの別のページでは、依然として14nmに言及し、このノードを使用した試作設計や少量生産を目的としたウェハー・シャトル・サービスを提供できると主張している(5月18日現在)。