SPACキングが全面降伏 流行に終止符
「特別目的買収会社(SPAC)キング」と呼ばれたチャマス・パリハピティヤは、自身のSPACのうち2つを閉鎖し、投資家に資金を返還する予定であることが明らかになった。王様が手を引くというのだから、この怪しげな上場手法は潮時ということだろう。

「特別目的買収会社(SPAC)キング」と呼ばれたチャマス・パリハピティヤは、自身のSPACのうち2つを閉鎖し、投資家に資金を返還する予定であることが明らかになった。
Virgin Galactic、Opendoor、SoFiなどの事業をSPACに合併させたパリハピティヤは、SPACの買収相手を見つけることができなかった。
SPAC Researchによると、2020年、2021年のブームによって誕生した676のSPACは、まだ合併する相手を見つけていない。本稿執筆時(21日)の段階で、FRBはさらなる利上げに踏み切るとの見方が大勢であり、株式市場に過大なパフォーマンスを期待することは難しい。