マッキンゼー、中毒死多数のオピオイドの販売助成金を提案

コンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニーは、ニューヨーク・タイムズが入手し、調査した破産申請書によると、中毒性のある鎮痛剤オキシコンチン(オピオイドの一種)の製造元である製薬会社パーデュー・ファーマに対して、リベートを医薬品販売業者に与えるよう助言していた。

マッキンゼー、中毒死多数のオピオイドの販売助成金を提案

コンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニーは、ニューヨーク・タイムズ(NYT)が入手し、調査した破産申請書によると、中毒性のある鎮痛剤オキシコンチン(オピオイドの一種)の製造元である製薬会社パーデュー・ファーマに対して、リベートを医薬品販売業者に与えるよう助言していた。

NYTの報道によると、同社は、危険な鎮痛剤の販売を促進することを目的にサックラー家(パーデューのオーナー)にこのような助言を行った。当時、オピオイドの乱用により米国ではすでに何千人もの人々が死亡していた。

NYTが入手したマッキンゼーの2017年のプレゼンテーションでは、ドラッグストアの顧客のうち、どれだけ多くの顧客が過剰摂取や使用障害を発症する可能性があるかを予測していた(つまり、リベートが何を引き起こすかを理解していた)。その資料は、2019年には2,484人のCVSの顧客が過剰摂取かオピオイド中毒を発症すると予測し、パーデューはその年に3680万ドルのリベートをCVSに支払うと予測した。

リベートやその他の戦略は、パーデューがオキシコンチンを過剰摂取した10代の子供を持つ母親からの「感情的なメッセージに対抗する方法」を発見するのを助けるためのマッキンゼーの試みだったとされている。医薬品販売会社のCVSとAnthemは、そのようなリベートを受けたことはなかったとNYTに語っている。

2018年には、マッキンゼーはパーデューをクライアントとして引き受けることによる法的な問題を心配し始め、同社の上級メンバーは「すべての文書や電子メールを消去する」ことで訴訟に備えるべきかどうかを検討したという。ただ、会社のコンサルタントが記録を破棄しに行ったかどうかは不明。

パーデューは先月24日、3つの刑事告訴で有罪を認めた。その中には、米国麻薬取締局の中毒危機への取り組みを妨害したこと、医師に違法なリベートを支払ったことなどが含まれている。

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