Jioフォーンの衝撃 オープンOS駆動のスマホとガラケーの融合
インド最大財閥リライアンスは2016年9月に通信キャリアに参入。価格戦略をしかけた。その途中で生まれたのがJioフォーンだった。
インド最大財閥リライアンスはJioの通信契約とバンドルされた「Jioフォーン」を極めて安価な価格で配っている。
インド最大財閥リライアンスは2016年9月に「リライアンスJio」のブランドで通信キャリアに参入。4Gの接続を最初の3ヵ月間無料にする価格戦略をしかけた。この戦略の途中で生まれたのがJioフォーンだった。
Jioフォーンは低性能な電話でも動作する「KaiOS」を搭載している。KaiOSはスマートフォンのような機能を手頃な価格の携帯電話にもたらすシステム。アプリストア「KaiStore」にはGoogleマップ、YouTube、Twitter、Googleアシスタント、Facebookなどの主要アプリがそろっている。そのほか 高画質のビデオ視聴、 NFCを介したモバイル決済、 デュアルSIMもサポートしている。
Jioは、KaiOS搭載デバイスの成功、到達範囲、および影響を紹介する優れたケーススタディである。 KaiOSプラットフォームを採用した後、Reliance JioはJioフォーンにより何千万もの2Gフィーチャーフォンユーザーを獲得し、彼らを4Gネットワークに移行した。Jioフォーンはエントリーレベルのスマートフォンの数分の1の価格だが、人々にとって「必要最低限な」重要機能は満たしている。
Jioフォーンは「スマートフィーチャーフォン」というスマホとガラケーの間のカテゴリに位置する。最新のReliance JioPhone 3はMediaTekチップセットを搭載し、4Gをサポートすると伝えられている。