IPOとVCエグジットが空前絶後のブーム
ベンチャーキャピタル業界は、2021年の9ヵ月間で2020年の2倍以上のエグジットを達成。IPOの件数、調達額もすでに過去最高に達している。ベンチャー投資とIPOがサイクルがまれに見る成功を収めている。

要点
ベンチャーキャピタル業界は、2021年の9ヵ月間で2020年の2倍以上のエグジットを達成。IPOの件数、調達額もすでに過去最高に達している。ベンチャー投資とIPOがサイクルがまれに見る成功を収めている。
スタートアップ業界リサーチ会社Pitchbookによると、第3四半期のエグジット総額は1,870億ドルに達し、2021年のエグジット総額は5,820億ドルを超え、2020年の過去最高額の2倍以上となった。
メガラウンド(1億ドル以上)の爆発的な増加により、ディール金額が490億ドル以上となり、年間総額が2020年通年の2,380億ドルを大幅に超えた。
第三四半期だけで161のファンドが資金調達をクローズし、出口価格の高さとディールサイズの拡大により、ベンチャーキャピタルの資金調達は、かつて不可能とされた 1,000億ドルの大台を突破するペースで進んでいる。