Axion Podcastは、テクノロジー業界の最新トレンドを、元DIGIDAY編集者で起業家の吉田と280万会員の写真を扱うベンチャーの事業統括者の平田でディスカッションする対話形式のラジオです。Apple PodcastSpotifyGoogle PodcastAnchorでも聴取可能です。ご登録お待ちしております。

要約

  • クリーンテックVCには不幸な過去がある。VCファンドは、ソフトウェア企業向けに設計された投資モデルを、収益を生み出すまでに多くの時間とお金がかかる現物製品、主にソーラーパネルやバイオ燃料を生産する企業に適用した結果、2008年をピークにバブルは崩壊し、多くの企業が倒産した。
  • 今回の主役は、大富豪のファミリーオフィス、機関投資家、個人投資家だ。「死の谷」を克服するための様々な努力が持ち込まれている。
  • コンピューターが速くなり、機械学習のような新しい手法が進化したことが、今回のクリーンテックの波を強いものにしている。
  • テスラを軸にした電気自動車とバッテリーの新興企業の時価総額の合計は、完成車メーカーの時価総額の合計の5分の3に到達している。
  • SPACを介して合併してくるクリーンテック銘柄の大半は、予測収益を達成できないだろうが、そのうち数社には大いなる機会があるかもしれない。

今回のポッドキャスト以下の記事を元にディスカッションしています。

第二次クリーンテックブームの勝算
2008年のピークを境に冬眠していたクリーンテック企業の資金調達のエコシステムが進化している。調査会社のCleantech Groupによると、2019年に投資家は気候変動関連のテクノロジーに360億ドルを注ぎ込み、2015年の170億ドルから増加した。資金の半分は北米の新興企業に流れた。
2000年代後半のクリーンテックVCブームが崩壊した理由
ベンチャーキャピタル(VC)企業は、2006年から2011年までにクリーンエネルギー技術(クリーンテック)の新興企業に250億ドル以上の資金を提供したが、その半分以上を失った。クリーンテックは、新素材、化学物質、プロセスを開発しても製造規模には至らない企業に引きずられ、VCに提供されたリスクとリターンのプロファイルは悲惨なものであった。
クリーンテックのための長期投資スキームの設計
クリーンテック新興企業は十分な資金と技術開発のための時間に恵まれない「死の谷」に直面することが極めて多かったが、スタンフォード・グローバル・プロジェクト・センター(GPC)のサステナブル・ファイナンス研究ディレクターのソ・ヨンインらは、新しい投資形態の開発により、クリーンテックのような長期的な投資の持続可能性を担保できると提案している。

"Joe Biden" by Gage Skidmore is licensed under CC BY-SA 2.0