個人がサブスクメディアを経営する事が可能になった Axion Podcast #8
起業家のitaru(@itarumusic)さんと個人がサブスクリプション展開できる時代が訪れています。Sunstackのような個人がサブスク展開できるインターネットの将来について、起業家のitaru(@itarumusic)さんと話し合っています。
Axion Podcastは、テクノロジー業界の最新トレンドを、元DIGIDAY編集者で起業家の吉田と280万会員の写真を扱うベンチャーの事業統括者の平田でディスカッションする対話形式のラジオです。Spotify、Google Podcast、Anchorでも視聴可能です。
起業家のitaru(@itarumusic)さんとアテンションエコノミー、広告モデル、ケンブリッジ・アナリティカ、Substack、フィルターバブル、次世代の非アテンション・エコノミー製品について話しました。
登場人物
ゲスト:itaru | 濱本 至 (about itaru)
神戸大学卒業後、IT スタートアップに新卒で入社。新規事業開発、マーケティング、経営企画を経て 1 年半で退職後、フリーランスとしてアプリ開発、マーケティングを請負う。SNS 用ディープリンク作成サービス、ビートマーケットプレイス Beat Store の開発を経て、株式会社OutNow を立ち上げ、2020 年 4 月に feedback sauna をローンチ。
ホスト:吉田(@taxiyoshida)
記者、編集者、Bizdev, Product Manager, Frontend Engineer、起業家。早大政治経済学部卒、東南アジアで新聞記者、米系デジタルマーケティングメディアDIGIDAY日本版立ち上げ、を経てaxionを創業。
話したこと
- アテンションエコノミー(注意経済)。可処分時間の膨張の限界。人間の注意を上手く引き出す競争が、専門家の情報ではなく、センセーショナルな情報が流通するようになっている。
- インターネットエコノミーの矛盾が影響する。インプレッション(広告の表示回数)を最大化する引力にニュース製作の現場に働いている。
- ケンブリッジ・アナリティカ事件。情報流通のあり方を歪められる可能性を示してしまった。ソーシャルメディアの脆弱性が明らかにされたタイミング。優れているのは、ケンブリッジ・アナリティカではなく、フェイスブック広告システムなのではないか、というのが吉田の所見。
- Substack。a16zはSubstackへの1,530万ドルのシリーズAをリード。購読型のニュースレターに機会が巡ってきた。
- 日本での展開可能性。日本でSubstack的なサービスをしてもクリティカルマスに達するか、という疑問を吉田は持っている。また課金型メルマガやNoteのような同様の需要を収益化しているプレイヤーはすでにいる。
- レコメンデーションシステムで見たいものがでない問題。レコメンデーションシステムはユーザーの関心は流動的で、突如変容し現れた関心には対応できない。
- スクリーンから離れるためのサービスが出てきそう。スクリーンタイムは限界に達しつつある。もっと有意義な時間を過ごしたいと思う人は少なくなく、それはやがて多数派になる。
イントロとアウトロの曲
吉田が大学時代に作った曲です。
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