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眠れる獅子のMicrosoft広告部門、3兆円ビジネスを目指す

眠れる獅子のMicrosoft広告部門、3兆円ビジネスを目指す

Microsoftの広告部門はAT&Tのアドテク部門の買収とNetflixの広告在庫の代理販売権の獲得によりにわかに活気づいている。Appleの広告事業も膨張する中、Microsoftの台頭により、デジタル広告市場の寡占がさらに進むかもしれない。 マイクロソフト(Microsoft)広告部門のトップであるロブ・ウィルクが米ビジネスメディアInsiderに広告事業の規模を200億ドル(約3兆円)に倍増させる野望について話している。 Microsoft Advertisingは100億ドル規模の事業だが、現在、事業規模を2倍にすることを検討しているとウィルクは語っている。Microsoftが広告収益200億ドルを達成すれば、中国のテンセントを抜いて世界第6位のデジタル広告企業となる(Insider Intelligenceの推定による)。 Microsoft Advertisingは2022年にAT&Tの広告部門Xandrを買収したことで、Netflixとの広告販売契約を獲得することができた。 これは、NetflixはMicrosoftに新たな差別化ポイントを与えた、と言えるかもし

By 吉田拓史