吉田拓史

アクシオン創業者。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。インドネシアのガソリン補助金汚職疑惑で国際的スクープ。DIGIDAY[日本版]創業編集者。一人スタートアップ人材。記者、編集者、アナリスト、ビジネス開発、プロダクトマネジャー、フロントエンドエンジニア、経理、ファイナンス、法務、デザイナー、マーケター、DTMer、動画編集者を兼ねる。

日本
吉田拓史
Appleのインドシフトが進行  中国依存脱却を模索

Appleのインドシフトが進行 中国依存脱却を模索

インドがiPhoneの生産拠点と消費地の双方で最も重要なフロンティアと目されている。Appleは中国への過度な依存から多様化を目指す中、成長途上の14億人市場はうってつけの存在だ。 Appleは、中国に代わる製造拠点としてインドを位置付けたようだ。Appleは昨年はインドで70億ドル以上に相当するiPhoneを生産。今後はさらに生産を拡大し、2025年までには全体の4分の1をインドで製造する計画である、とブルームバーグが報じた。 Appleは、インドで鴻海精密工業、ペガトロン、ウィストロンの製造サプライヤー3社の操業を強化し、生産の多様化を進めている。インドで約6万人の従業員を抱えるこの3社は、老朽化したiPhone 11から最新のiPhone 14までのモデルをインドで製造している。 最近まで、Appleは通常、最新モデルの発売から7〜8ヶ月後にインドでモデルの組み立てを開始していた。しかし、昨年、アップルはiPhone 14の発売から数週間後にインドで製造を開始した。 インドではすでにインド製iPhoneが販売の4分の1を占めている。Appleは近年、インドでの生産台数を3

By 吉田拓史