吉田拓史

アクシオン創業者。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。インドネシアのガソリン補助金汚職疑惑で国際的スクープ。DIGIDAY[日本版]創業編集者。一人スタートアップ人材。記者、編集者、アナリスト、ビジネス開発、プロダクトマネジャー、フロントエンドエンジニア、経理、ファイナンス、法務、デザイナー、マーケター、DTMer、動画編集者を兼ねる。

日本
吉田拓史
ChatGPTがもてはやされる理由

ChatGPTがもてはやされる理由

ChatGPTの登場の意義は、大規模言語モデル(LLM)と呼ばれるAIが、便利なツールになりうることを世間一般に対して初めて知らしめたことだろう。「言葉を生成するAI」の使い方として、対話型という形式が消費者にハマることが、1億人のユーザーを獲得したことで証明された。 ChatGPTは得意な領域で動作する分には非常に快適な体験をユーザーに提供する。一方、ChatGPTがときにウソをでっち上げることも知られている。「インターネットの父」であるヴィントン・サーフは、ChatGPTを支えるテクノロジーについて「スネークオイル」(まやかしの万能薬)非難した。 AIが既知の知識の外側を埋めようとすることを「幻覚」と呼ぶ。このような例は枚挙にいとまがないが、最近では、科学的な質問に答えたり文献調査ができたりする科学者のようなAIであるGalacticaがそれを引き起こした。このMetaが作ったAIの科学的な質問に対する回答には、デタラメな内容や人種的偏見が含まれており、公開からわずか2日で停止に追い込まれた。 それでも、ChatGPTの登場は画期的な瞬間のように見える。2017年にその基盤と

By 吉田拓史
電池と核融合炉、リニアモーターカーの画期的な材料となる超伝導体が発見される

材料科学

電池と核融合炉、リニアモーターカーの画期的な材料となる超伝導体が発見される

米国の科学者は、他の超伝導材料よりも室温と低圧で機能する「レッドマター(Reddmatter)」と呼ばれる超伝導体を作成した。この画期的な技術により、より安価で高効率な電池、核融合炉用磁石、高速鉄道の改良、より効率的な電力網の実現が期待される。

By 吉田拓史