
半導体
SBG傘下のアームが中国市場を失うのは時間の問題
中国の電機産業はRISC-Vへと急速に移行し、米中対立を背景に政府の力強い支援を受ける。ソフトバンクグループ(SBG)子会社のアームは、そう遠くない将来、売上の25%を占める中国市場を失うことになるだろう。
アクシオン創業者。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。インドネシアのガソリン補助金汚職疑惑で国際的スクープ。DIGIDAY[日本版]創業編集者。一人スタートアップ人材。記者、編集者、アナリスト、ビジネス開発、プロダクトマネジャー、フロントエンドエンジニア、経理、ファイナンス、法務、デザイナー、マーケター、DTMer、動画編集者を兼ねる。
半導体
中国の電機産業はRISC-Vへと急速に移行し、米中対立を背景に政府の力強い支援を受ける。ソフトバンクグループ(SBG)子会社のアームは、そう遠くない将来、売上の25%を占める中国市場を失うことになるだろう。
自律走行車
中国のロボタクシーは主要都市で運行範囲を広げている。専用レーンの建設や特定のユースケースへの注力など、「実用の中国」の評判を裏切らない。なかでもトヨタが出資する小馬智行は、百度とともに最も有望な自律走行ソフトウェア企業となっている。
EV
東南アジアの自動車製造拠点であるタイのEV化が、想定を上回る速度で急速に進んでいる。今のところ、日本勢は対抗となるEVを出していない。同国政府は生産と消費のEV化を企図しており、中国勢が市場を制圧するシナリオは、十分に有り得るものになっている。
EV
リビアンは、商用バン、ピックアップトラックとテスラが力強くないEVカテゴリで力をつけている。製品の評判はよく、一台あたりの損失は急速に縮小しており、黒字化と量産化が次に超えるべきハードルだ。
マーケット
アームを含むテック企業の上場は、保守的な側面が目立ち米IPOの復活を演出しなかった。新たなバロメーターとして脚光を浴びるのは、250年前に創業したドイツのサンダルメーカーである。
デジタルマーケティング
TikTokの事業規模は「メタに少し劣る」水準に達しつつある。しかし、成長は鈍化しており、メタと比べ低いユーザーの年齢層は、オンライン広告屋としては不利に働いている。「無敵感」に陰りが見えてきた。
半導体
中国のAIへの投資は急激に膨張している。しかし、米国の禁輸措置でダウングレード版のGPUしか手に入らない。短期的にはNVIDIAに大枚をはたいて凌ぎ、長期的には、国産のGPUとソフトウェアで賄う方向にかじを切ったようだ。
暗号資産
大半のNFTの価格はゴミ同然になった。ボット以外にこの壊れたおもちゃを売り買いしている存在はいないだろう。しかし、この21世紀を代表するまやかしは、日本で生き延びるかもしれない。ガラパゴスは罪である。
ゲーム
静かに大規模なM&Aを繰り返していたマイクロソフトが、任天堂とセガとスクエニを買収したいという思いをずっと胸に秘めていた。同社には、使い切れないほどのキャッシュがあり、規制当局に止められない限り買収は続くだろう。
AI
モルガン・スタンレーのアナリストがテスラは近くAIの巨人になると予測し、株価が急騰した。だが、テスラはNVIDIAから離された2番手集団の一角を占めるにすぎないように見える。
AI
GoogleのAI研究部門が開発した遺伝子変異の病原性を予測するAlphaMissenseは、ライフサイエンスにおけるAIの新たなランドマークとなりそうだ。AIによる革命は、ChatGPT以外の分野で起きているのかもしれない。
EV
インドは、EVハブになることを目論んでいる。二輪と三輪のEV化は目に見張るものがあり、四輪にも波及していきそうだ。EV先進国である中国に対するアレルギーと、同様のポジションを狙うインドネシアが、インドの野望にどう影響するか。