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インドのフィンテック業界に投資マネーが殺到

インドのフィンテック業界に投資マネーが殺到

要点 インドのフィンテック企業の企業価値が急上昇している。まだ銀行口座を持たない人々を含む13億市場への国際的な関心は高く、世界の投資マネーが流入している。 -------------------------------------------------------------------------------- フィンテックのユニコーンであるCredは、タイガーグローバルとファルコンエッジが共同で実施したシリーズE資金調達ラウンドで2億5100万ドルを調達 [https://techcrunch.com/2021/10/18/indian-fintech-cred-valued-at-4-billion-following-251-million-fundraise/] した。この新たな資金調達により、同社の評価額は40.1億ドルとなり、インドのフィンテック新興企業に対する投資家の大きな関心を浮き彫りにした。 Credの企業価値は、わずか半年前の4月に2億1,500万ドルを調達したときには22億ドル、1年前の2020年11月に8,000万ドルを調達したときには8億ドルだっ

By 吉田拓史
テスラが半導体不足の影響を最小化した方法

テスラが半導体不足の影響を最小化した方法

要点 テスラのハードウェアとソフトウェア企業の双方を兼ねる業態が、トヨタでさえ打撃を受けた半導体不足に対して、力強いアジリティを発揮した。プレミアム帯に集中した市場戦略や垂直統合型のアプローチも奏功した。 -------------------------------------------------------------------------------- テスラは10月初旬、2021年第3四半期の納入台数を発表し、前四半期比20%増、前年同期比では約73%増となる記録的な24万1,300台を納入したことを明らかにした。 この数字は、自動車業界全体に影響を及ぼしているサプライチェーンの問題を、テスラが克服できていることを示している。 例えば、自動車業界で最も整備されたサプライチェーンを持つトヨタ自動車でさえ、世界的な半導体不足のため、9月に全世界の自動車生産台数を40%削減しなければならなかった。 懐疑的な人は、テスラが数字を偽っていると主張し続けている。世界的なチップ不足に加えて、世界的なパンデミックの影響が続くと思われることは言うまでもなく、他の多くのサプライチ

By 吉田拓史
高速食料品宅配「インスタントデリバリー」の急速な台頭

高速食料品宅配「インスタントデリバリー」の急速な台頭

要点 注文から15分で食料品を届ける高速食料品宅配「インスタントデリバリー」に世界中で投資マネーが注ぎ込まれている。強烈な資金燃焼という時間制限を抱えながら、最速で顧客の欲求を実現することで既存プレイヤーを押し出そうとしている。 -------------------------------------------------------------------------------- 今年7月、高速食料品宅配新興企業のJokrは南北アメリカとヨーロッパでの事業拡大を促進するために、GGV Capital、Baldton Capital、Tiger Global Management等から1億7,000万ドルの資金を調達した。 ドイツで設立されたJokrは今年始めにサービスを開始したばかりだ。 Jokrはヨーロッパでも事業を展開しているが、主に北米と、米国、ブラジル、メキシコなどの南米の市場に注力しています。ヴェンツェルによると、同社は消費者にとって食料品だけではなく、掃除用品や医薬品なども販売し、数分で配達することを目標としている。 The Information [ht

By 吉田拓史